「あません村」村びらきを前にみんなで大掃除!
こんにちは!あませんの後藤千恵です。
あませんは今、昭和初期に造られ、20年以上使われていなかった旧手野村役場や材木倉庫、蔵など五和町手野1丁目の7つの古い建物群をコモンズ(共有資産)として再生させ、「あません村」をひらこうと準備を進めています。
いずれも造られて100年近く経つ建物ですが、屋根の修理など最低限の維持修繕は行われていて、何ともいい雰囲気を醸し出しています。使わずにいるのはもったいない!
‥というわけで、まずは拠点となる旧村役場の建物の大掃除から始めることにしました。3月21日の大掃除には、古民家再生プランナー、農家、野草の専門家、商店街再生に取り組む移住者、アーティスト&デザイナーなど、20人のあません応援団が集まりました。
この建物の一階はいま、環境や農業、自然、地域の歴史などに関する中井さんの本の書庫になっています。そこで、一階はそのまま図書館&寄合処(あません事務所)として活用し、民具などが置かれている二階は展示室&コミュニティスペースにしたいと考えています。まずは一階部分の大掃除から。
この日、天草は朝から強い雨。でも、実は雨の日は大掃除にはうってつけ。なんたって、20年あまりの間にたまった埃があまり舞い上がらずに済むのですから。20人が一斉に作業に取り掛かると、不用品の山と埃で埋もれていた一階部分があっという間に片付いていきました。
お昼ご飯は、「あまくさスマイル」の久保さんと石村さんが薪を焚いて豚汁を作ってくださいました。
旧村役場の二階で天草の魅力などを語り合いながら、ちょっと長めのランチで盛り上がりました。
ゴチャゴチャしていた棚もスッキリ!
大量に出てきたゴミや不用品は雨で搬出できなかったので、きれいになったスペースに仮置きです。
大掃除のあとは、中井さんの母屋で懇親会。
自分で捕獲したイノシシ肉で作ったカレーとハンバーグ、
中井さんの山で採れた晩白柚の皮で作ったシフォンケーキ、
中井さんの山のニッケで作ったコーラなど、
参加者が持ち寄ってくれた、村人ならではの美味しい手料理を堪能しながら、
あません村のこれからなどについて語り合いました。
今後、中井さんの山林や畑を活用して持続可能な地域社会のモデルを作っていくためには、地域の皆さんの共感と協力が欠かせません。地域のご高齢の方に話を聞くと旧村役場の建物の二階は、子どもの頃、紙芝居や動画上映などの催しが行われた楽しみの場だったそうです。長い間、使われていなかったこれらの建物にみんなのコモンズとして再び息を吹き込み、「あません村」として開村できるよう、これから地域の人達とも力を合わせて準備を進めていきたいと考えています。
※今回のイベントは天草ケーブルテレビで3分間、放送されました。
今後も「あません村」の動きを継続して取材し、放送していただけるとのことです。