子どもたちは森の芸術家!
11月10日(日)、木の枝や幹、葉、木の実などを使って工作をするイベントを初めて天草市と共催で開催しました。当初、私たちのあませんの森で行う予定だったのですが、火災で拠点を失ったため、今回は天草市が運営する福連木の子守唄公園で行いました。あいにくの雨にもかかわらず、市内各地から約30人の親子連れが参加してくださいました。
講師は手作り夢工房「OWL」(熊本市)の大津山量さん(74歳)です。
初めてノコギリや小刀を使うという子どもたちが大半で、最初は恐る恐る手を動かしていましたが、大津山さんからコツを教えてもらうと、1時間もしないうちに力まず、上手にカットできるようになりました。
太さの違う枝を輪切りにして貼り合わせたブタや熊、木の芽を足に見立てたカブトムシやクワガタ、そして落ち葉を羽根に持つ小鳥‥。材料となる木の枝や葉は大きさも形もバラバラで組み合わせ方は無限大、子どもたちはそんな材料選びも楽しみながら、世界で一つだけの作品を次々に作りあげました。
小学校低学年のある女の子は、「自然の中にあるものは、ブロックなどと違っていろんな使い方ができて楽しかった」。一緒に参加したお母さんは「子どもが自由な発想で作れる自然の工作はいいですね、また参加したいです」と話していました。完成した作品を手に写真を撮るときの子どもたちの誇らし気な顔といったら‥(笑)
里山の森には子どもたちの発想を広げ、想像力と創造力を高めてくれる”宝もの”がたくさん!
これからもまた楽しい森のイベントを企画していきますので、気軽に足を運んでくださいね。
(ちなみに‥ 森の工作は大人もはまります、私もすっかりはまりました(笑))
(一社)天草1000年の人と土の営み 理事 後藤千恵